新年を迎えて

新年を迎えて

ハート動物クリニック 総院長 内藤晴道

 

令和6年がはじまりました。 今年は元日から能登半島地震がおこり日本中を震撼させました。震災で亡くなられた方々に追悼の意を表しますとともに、今も苦難の生活を強いられている多くの皆様に激励とお見舞いを申し上げます。

当院は、今年1月6日で開院30周年を迎えます。1994年、新年の慌ただしい中で小畷町にて産声を上げました。30年間、常に若輩者のつもりで、諸先輩方からのご指導ご鞭撻、また動物の飼い主様方からのご助言やお叱りなどを多くいただきながらここまで頑張ってまいりました。40年・50年とこれからも息抜くことなく、動物たちのため、飼い主様のために努力してまいります。

さて、世の中は新型コロナの5類移行に伴い徐々にコロナ前の状況に戻りつつあります。しかし、新型コロナの流行は私たちの社会生活を一変させてしまいました。外出する機会が極端に少なくなり、多くの買い物をインターネット通販で購入するようになりました。外食産業は徐々に活気を取り戻しつつありますが、テイクアウトやフードデリバリーなどが盛んになったこともあり家庭での飲食が主流となり、また飲食を主体とした集まりも少なくなり、店舗での外食はコロナ前までには戻っていないと聞きます。活気あるアフターコロナになるにはまだしばらくかかるのかも知れません。

昨年は気候変動により世界中でいくつもの自然災害が発生しました。豊橋市においても6月に台風2号の接近に伴い大雨が襲いました。当院周辺も道路は冠水し、警戒レベル4が発令され診療に支障をきたす事態となりました。市内では1名の方が亡くなられ、大きな被害を受けました。今年は災害に見舞われることのない平穏な一年になることを願うばかりです。

新型コロナ下には、一時期動物の飼育頭数が増えました。当院におきましては、飼育者の皆様のご期待に沿えるよう本年も獣医師の増員を予定して、より良いサービスをより多くの飼い主様に提供できるよう準備を整えております。

当院は30周年を迎え今年を飛躍の一年としたいと思っております。皆様には、末永くハート動物クリニックをご愛顧いただけますよう、従業員一同全力で取り組んでまいりますので、一層のご理解とご支援をお願い申し上げます。

最後に、新たな年が、皆様にとりまして素晴らしい1年となりますよう、心からお祈り申し上げます。

 

2024年元旦