ペットの症状は動画で記録!診察に役立つ観察のポイント

百聞は一見に如かず…

 

「寝ているときにびくびく体が痙攣しているのですがうちの子はてんかんですか?」

と、チワワちゃんの飼い主さんから相談されたことがあります。診察に連れてきてもらっても当然診察室で寝ることはないので症状の再現性を得ることはできません。また、身体検査からは脳の異常を疑うことはできません。

 

そういった際に私たちが飼い主さんにお伝えすること…

 

「動画を撮ってきて見せてください」

 

次回来院の際に見せていただくと、半目を開けて熟睡中のチワワちゃんが口をもごもごさせた後、まるでそこに地面があるかのように急に前後の足をパタパタ動かし始めました。その間数秒で落ち着いた後飼い主さんがチワワちゃんを触るとビクッとびっくりしたように起きて、何?何?といった表情で見ています。

 

そう、ただ夢を見ていただけなのです。

まさに『百聞は一見に如かず』!

 

他にも例えば、

▶️診察来る前には足が腫れていたけど来る間にどの足だったかわからないくらいになっちゃった、

▶️このあたりに小さな赤いできものがあったけど今は探せない、

▶️散歩中に時々びっこひく時があるけど病院だと固まってしまって歩かなくなる…、

▶️家では口の中見せてくれて歯茎にできものを見つけたけど病院だと噛みついちゃうので見せてくれないかも…などなど。

▶️ちなみにこれはうちの猫がミツバチに刺されたあとの写真。自分が家に帰った時にはすでに腫れは引いていました。

 

▶️血便が出たけど持ってくるのを忘れちゃった、

▶️便の中に虫みたいな糸みたいなものがあったけど捨てちゃった、おしっこの色が昨日はおかしかったけど今日持ってきたものは普通に見える、

といった便や尿の異常は写真があるとかなり有益な情報になります。

 

このように画像や動画があれば診察の助けになることがたくさんあります。

もちろん突然けいれんしだして慌てふためいてパニックになっているときに落ち着いて動画なんか撮れなかったり、一瞬過ぎて撮れるわけがなかったり、スマホが手元になかったり…といった事情もよくわかります。

それでも何かあったら動画・写真と意識付けをしておくと、飼われている動物のためにも有用ですのでよろしくお願いします。

 


 

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