猫の65%が左巻き?|国際研究を受けて我が家の猫も検証してみました

こんにちは。犬猫医療センター院長の原田です。

先日、ニュースと朝日小学生新聞で、「猫が丸まって寝るときの巻き方」に関する国際研究の結果が紹介されているのを見かけました。

その研究によると、世界各国の猫たちを対象にした調査の結果、「約65%の猫が左巻き(時計回り)に丸まって寝る」という傾向があることがわかったそうです。

このニュースを読んで、私自身とても興味を惹かれました。
我が家にも1年前から一緒に暮らしている猫がいるのですが、「うちの子はどうだったかな?」と気になって、スマホに保存してある写真を見返してみました。

猫って寝ている姿が本当に可愛いので、ついついたくさん写真を撮ってしまいますよね。
そんな写真の中から、丸まって寝ているものを10枚ピックアップしてみたところ、なんと6枚が左巻き、4枚が右巻き。なるほど、我が家の子も全体としては「左巻き派」に属するようです。

もちろん、この「巻き方」がどちらだからといって、何か健康状態や性格に関わってくるわけではありません。
でも、こういう「小さな傾向」に目を向けてみると、普段何気なく見ている愛猫の姿にも新たな発見があるかもしれません。

実際、同じ猫でもそのときの環境や気温、体調、気分などによって巻き方が違うこともあるようです。
寒い日はしっかり丸まり、暑い日はゆるっとした体勢で寝ていたり、足を投げ出していたり、伸びきっていたりと、猫の寝姿は本当にバリエーション豊かです。

皆さんのおうちの猫ちゃんはどうですか?
ぜひ今晩、寝姿をそっと観察してみてください。「あ、左巻きだ!」「今日は右巻きだな〜」なんて、新しい楽しみが見つかるかもしれません。

当院では日々たくさんの猫ちゃんたちを診ていますが、診察台の上でもおとなしく丸まる子や、逆にぐんと背伸びをしてアピールしてくる子など、本当に性格も様々です。
どの子にも共通しているのは、「自分なりの快適なポジション」がちゃんとある、ということ。

こういった小さな観察を通じて、より深く愛猫のことを知っていけたら素敵ですよね。
日々の暮らしの中に、ちょっとした「発見」を取り入れてみてはいかがでしょうか。