変性性脊髄症(DM)とマロンくん

ウェルシュコーギーのマロン君のご紹介です。

 

マロン君は変性性脊髄症(ヘンセイセイセキズイショウ/DM)と呼ばれるゆっくり進行する脊髄の病気です。
後ろ足に麻痺の症状があるため、車いす(犬用はカートの様なものですね)を使い始めました。

ゆっくりと進行する病気なので、今では前足にも症状が出てきています。
そのため、最初の2輪車いすが壊れた(!)タイミングで、4輪の車いすを新しく作りました。

何しろ、一個目の車いすが壊れるほどの活発さ。
この4輪もあっという間に使いこなしてお散歩に行き放題!

少しでも歩いて、体を動かす期間を長くすることはこの病気にはとても大切です。

マロン君みたいに車いすを使いこなすことができる子が全てではないけれど、病気がわかった時点から、早いうちに使い始めることで、車いすに慣れて上手に楽しくお散歩ができます。

 

マロン君は数年かけてゆっくり病気が進行し、その間に合計3つの車いすを作りました。

筋肉が減ってきて、前脚に力が入らなくなると、前輪の位置を変えたり、前足を乗せるバーをつけたり、その時にあったものをオーダーメイドで作るためです。

 

マロン君は、お散歩が大好きで、飼い主様もそれがよくわかっていて、車いすを上手に使ってくださいました。