いざという時の心構え〜災害に備えて〜

近年豪雨や地震など身近なところで大きな災害が起きています。

そうした災害に巻き込まれた時、適切な行動が取れるかは普段からの防災意識が大事なポイントになっています!

一度防災・減災に関して確認をしてみましょう!

 

大災害があった時にまず必要なのが自身の命を守る行動です。

まずはお家の中、職場、身近な環境でどこに安全な場所があるのか確認しましょう!

 

一般的には、

窓などの割れ物や倒れる可能性のあるもの、落下物の可能性のある場所から離れる事

余裕があれば避難経路を確保すること、ガスやブレーカーなどを切ること

こうしたことが災害による被害を減らすことに繋がります。

 

またペットがいる場合の注意点として

①ペット自体の予想外の動き

人と同様に動物さんもパニックを起こすことがあります。

予想外の行動をしたり、攻撃的になってしまうことがあります。

また動物は安全確保行動ができませんので大きな怪我をしてしまうこともあります。

こうした場合、飼い主が冷静であることが大事です。

決してパニックにならず、現状把握とキャリーに入れるなどの安全確保を行ってあげてください。

 

②避難行動の遅延

動物さんがいることによって、避難行動に影響が出ることがあります。

本来は避難を優先し、余計な荷物を持たないことが大切ですが

動物さんが一緒だとキャリーや用品等の手荷物が増えることがあります。

非常時に持ち出すものは、普段のものと別にまとめて避難バックに入れておくと良いかもしれません。

また、大災害時には足元が悪いこともあり、背負えるキャリーなど両手を空ける工夫も良いかもしれません。

 

③避難先にて

避難時は動物さんは同伴することが良いとされますが、避難所の動物さんに対する対応は自治体によってまちまちです。

自分の地域ではどうか?確認しておきましょう!

また、避難所は動物さんOKだとしても様々な人が集まる場所になります。

中には動物さんが苦手な方もいるかもしれません。その逆もあり大勢の人間に動物さんが怖がってしまうこともあるでしょう。

きちんと配慮・管理をしてあげましょう。

場合によっては車などを利用し動物さんの安心できるスペースを確保すると良い場合もあります。

また避難が長期間に及ぶ場合は、遠方の親戚や被害の少ない地域の機関を頼ることも必要になるかもしれません。

 

災害時は何があるかわかりません。

色々対策を立てても不測の事態が起きる場合があります。

逸れた時のマイクロチップやもしもの時の保護の約束、持ち出し用備品など変化する状況に対応ができるよう日々備えておきましょう!

 

 

また、当院では災害時の対策として

①防災訓練、避難誘導訓練

②飼い主様向け教室でのペットの防災周知

③災害動物救護活動等支援事業に係る寄付金

④非常用持ち出し袋の準備、医療継続のための非常用電源など

(当院の避難訓練の様子、安全確認しながら行います。)

(避難先へ誘導します。)

 

(避難訓練の日のお昼ご飯は、非常食の試食も兼ねて)

 

災害時の飼い主様と病院スタッフの命、そして動物たちの命を守るための取り組みを行なっております。

防災に大切なことは普段からの備えです。

災害対策で心配事や不明点があれば今一度、かかりつけの動物病院に相談をしてみても良いかもしれません。

 

過去の防災についての記事はこちらから。

https://heartanimalclinic.dosugoi.net/e1201532.html

https://heartanimalclinic.dosugoi.net/e1179064.html

https://heartanimalclinic.dosugoi.net/e1154321.html

https://heartanimalclinic.dosugoi.net/e993744.html

https://heartanimalclinic.dosugoi.net/e953773.html