
猫ちゃん、ブラッシングは良いことばかり
猫は3月頃と11月頃、年2回の換毛期があります。
春の換毛期は、夏用の通気性が良い毛に生え変わります。
秋の換毛期には、保温性の高い毛が生えてきます。
そういった換毛期などで抜けた毛は、毛づくろいの時に飲み込んでうんちと一緒に排泄されたり、口から吐き出します。
でも、その排出がうまくできないと「毛球症」になるんです。
「毛球症」は胃や腸などに毛の塊がとどまってしまい、食欲不振や便秘下痢などの症状がでます。
さらに進んでしまうと、腸閉塞を引き起こし、手術なんてことにもなりかねません。
そうならないためには、被毛のブラッシングが必要になるのです。
ブラッシングでは抜けた毛を取り除いたり、ほつれなどのケアをします。
また、ブラッシングはシニア期に入った時に重要になってくるんです。
自身で毛づくろいができないことがストレスになる事もあり、毛玉がなくてもスキンシップとして役立ちます。
他にもブラッシングを嫌がる事で痛みや皮膚の状態の変化に気づきやすいのです。
つまり、ブラッシングは換毛期だけでなく1年を通して行うと病気の予防や、愛猫とのスキンシップになったりと良いことばかりなのです。
ところが、毛が抜け出したからといって、いきなりブラッシングをすると「顔を見ただけで逃げられた」とちょっと悲しい思いをするかもしれません。
そうならない為に、日頃からからブラッシングをして少しずつ慣れて貰うと良いでしょう。
愛玩動物看護師 渡辺
ブラシもいろいろありますね。
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