シニア犬・シニア猫の認知症、見逃していませんか?チェック方法と対策を解説

昨年、人のアルツハイマー型認知症に対する新しい治療薬が登場し、大きな注目を集めました。実は、犬や猫にも「認知機能不全症候群(認知症)」が存在することが確認されています。

高齢の犬・猫に多い認知症とは?
11歳を過ぎた犬・猫の約3割、15歳以上の犬の約7割、猫の約5割に認知機能の低下が見られるという報告もあります。特に日本では、高齢の柴犬やその雑種に多い傾向がありますが、品種に関係なく高齢になれば発症リスクがあるといわれています。

犬・猫の認知症の兆候「DISHAA」とは?
認知症の典型的な症状は、英語の頭文字をとって「DISHAAの兆候」と呼ばれます。

  • D(見当識障害):場所や時間がわからなくなる
  • I(相互反応変化):飼い主との関係が変化する
  • S(睡眠・行動の変化):昼夜逆転、落ち着きがなくなる
  • H(トイレトレーニングを忘れる):粗相が増える
  • A(活動の変化):無気力または過剰に歩き回る
  • A(不安):理由もなく不安そうにする

言葉だけでは難しいのですが、次の表に従ってチェックしていくと認知症の可能性があるかどうかを推測することができます。

👉WSAVA_DISHAA_Handout_JAPANESE_2022

 

 

愛犬・愛猫の認知症セルフチェック
「もしかして認知症?」と思ったら、以下のサイトで簡単にセルフチェックが可能です。

👉 認知機能不全症候群セルフチェック | ネスレ日本 製品情報サイト

認知症の対策・治療法
残念ながら、犬や猫の認知症は完治する病気ではありません。しかし、栄養管理や適切な投薬で進行を遅らせたり、症状を和らげたりすることが可能です。

特に栄養管理は、症状が出る前から始めると効果的といわれており、現在はネスレピュリナから専用フードも販売されています。

老犬・老猫の認知症が心配なら、一度ご相談ください
「最近、愛犬・愛猫の様子が変わった気がする」「将来の認知症が心配」という場合は、ぜひ当院までご相談ください。認知症の予防・対策について、専門的なアドバイスをさせていただきます。