どうぶつのてんかん〜発作になったらあわてないために〜

てんかんは100匹に一匹にもつ、めずらしくない病気です。

てんかんのわんちゃん猫ちゃんやそのご家族に寄り添うために、もっと病気のことを知りましょう。(てんかん啓発の日、3月26日はアニマルパープルデー

てんかんは、突然発生するものです。ほとんどは特発性で、1~5歳時に発症するケースが多いと言われています。

 

動物のてんかんの原因には、遺伝性てんかんと原因不明の特発性てんかんがあります。

おそらく多くのてんかん犬、約半数のてんかん猫が原因不明の特発性てんかんに分類されています。

 

 

「初めてうちの子がてんかん発作になった!」

てんかん発作は一般的に脳全体が突然興奮状態になり、自然におさまっていきます。時間にして1〜2分が多いですが、初めての発作の時はもっと長く感じるかもしれません。

まずは飼い主様が落ち着いてください。発作の様子の動画を撮ったり、発作の起きている時の時間を測ったりが理想的ですが、慌ててしまってなかなか難しいかもしれません。

 

1)発作中は声をかけたり揺すったりせず(音や触る刺激で発作がひどくなる可能性がある)、まず発作を観察して、おさまってきたらかかりつけの動物病院にご連絡ください。

2)発作が5分以上続くとき(発作の重積)は重症の可能性があるので、すぐに動物病院にご連絡ください。

 

記事:てんかんのこと

記事:診断までのこと

てんかんのこと〜診断までの少し詳しいお話〜