犬の不妊手術のお話〜メリットとデメリット〜
犬の不妊手術(避妊手術)には、メス犬の卵巣のみを摘出する卵巣摘出術と、卵巣と子宮の両方を摘出する卵巣子宮摘出術があります。>手術と入院について
不妊手術には、病気の予防や他の犬とのトラブルを回避するといったメリットがありますが、麻酔のリスクなどもあるため、正しい知識を持って手術するかどうかを判断することが大切です。
また、乳腺腫瘍については、避妊していない犬と比べて最初の発情前に避妊手術を行った犬は発生率が0.5%ほどになります。その確率は時期を追うごとに上がっていきます。
ちなみに、オスの不妊手術は「去勢手術」とも呼ばれ、一般的には生後6ヶ月から手術が可能です。こちらも麻酔のリスクなどはメスと同様です。
お腹の中に精巣が残っている場合は、メスと同じように開腹手術になるので、メスの手術時間と同じくらいかかります。
お腹の中に精巣が残っている(停留精巣、陰睾)子では、手術が可能な年齢になったら早めの手術をお勧めしています。お腹の中の精巣が癌化しやすいからです。<<とっても重要!